ABOUT


このホームページを通じて、『書』の楽しさを少しでもお伝えできればと思っています。
漢字は3500年以前も前に人がもののかたちを 表したことが始まりです。
そして 私たちが毎日使っている日本のかなは 漢字を簡体化してつくられたものです。
美しいことばや文字の中に自然をみて 風景を想起する。
木でも花でも動物でもどんなものでも、そこに秘められた美しさや魅力を発見する、
発見した美しさや魅力を、写真家は写真で、画家は絵画で表現します。
私はそれを『書』で表現したい思っているのです。

筆を下ろした瞬間からもう前に進むしかない決断力。
そんな『書の魅力』に引き込まれたひとりです。
文字を同じくしても人それぞれの『生き方のかたち』になって現れます。
いにしえより『書は人なり』といわれてきた所以です。

私の『書』に私が発見した様々な美しさや魅力、感動などを感じていただければ、とても幸せです。
まだまだ未熟ですが、あらゆるものに対して、そこに秘められた本当にすばらしい美しさや魅力を感じられる目を養っていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 

客間に屏風


玄関に 波うちぎわに よせる波をイメージした作品


2010年12月に行われたLADSギャラリーでの出品作本鳥の子紙での黒をベースにした 屏風


2010年10月31日ギリシャアテネマラソンの優勝者に贈られるトロフィーのデザインに採用されました。トロフィーは今回、北山杉に描かれた日本画がとても引き立っていて、とても喜ばれました。


女踊る女


扇面とうちわの形をのせて扇には芭蕉の句春もややけしきととのふ 月と梅うちわには正岡子規の句二つ三つ木の實の 落つる音 淋し


金箔をほどこした料紙に 『花舞』光の方向で 金色が さまざまな いろあいが現れますハナミズキの 花が散る木下で 藤棚の もとで はなびらを 受けながら ・・・


私の一番好きな 芭蕉の句10年前(2000年頃)の作品この季節になるといつも この句が 心の中に 蘇ります


銀箱の上に椿の花銀箱は空気にふれると酸化して色調が変化していきます


待ちに待った春 もうすぐそこに!ログウッドと茜草の草木染めの絹地に万葉集をのせてみました


夜空に光る月 見る側の心を見透かしてしまうような月甲骨文字  『月』


私たちは 一人じゃないです父 母  子供  甲骨文字


朱に染めた画仙紙の扇面2010年 新年に向けて 『一』一(いち)はもののはじまりなり心機一転 前進したいものです


画仙紙17×65に 青墨で墨流しを施しました四季を読んだ歌を散らし書きにしてみました一カ所金箔を貼って 光の動きを表しています


何処までも続く海岸線 波うち際に寄する白波 2007年に見たベトナムの海があまりに印象深かったので再現しました。絹地に青墨でぼかし 万葉集旅の歌